あなたに選挙参加の資格はあるの?

明日は参議院選挙ですね。

 

私は諸事情で期日前投票を済ませてきました。

 

 

選挙って公約や、その時の社会情勢を考慮して

候補者を選ぶべきなのですが、

ぶっちゃけ、ポスターとか新聞を見ても

どの党も似たり寄ったりで

昔から特定の政党を支持している人以外は

結局、どこに投票すればいいのか

あまりわかりませんよね。

 

まあ、私もその一人だったのですが(汗)

 

日頃から政治や社会問題、国内と国外の経済情勢、そして外交問題など、

様々な情報をキャッチして、

なおかつそれらを上手に処理すれば

妥当な政党がわかるのかもしれません。

 

私はなるべくそういった情報を集めていたつもりでしたが、

実際のところは全くの無知でした。

 

おそらく、私と同じような方は他にもいらっしゃると思いますし、

下手すれば、普段のニュースを見ることすらない人も

いらっしゃるでしょう。

 

というか、

ほとんどの人は自分のことに精一杯で、

日頃から社会情勢に十分に目を向けられる時間が

とれていないのでは、

とも思います。

 

そしてついには

ポスターの雰囲気や顔で選ぶという結果に…

 

はたして、

私を含めて、多くの人が

選挙において適切な判断を下すことは出来るのでしょうか。

 

誰に投票するかを考えながら、そう感じました。

 

そうなると、

イギリスのEU離脱での国民投票

考えるべき点が見えてきます。

 

少なくとも個人的には

国民に聞いたのは間違いだったと思いますよ。

 

だって、例えば、

自分の国内の選挙についてすら、

私は無知だったのですから。

 

 

 

選挙が無意味とは言いません。

民主主義を成り立たせる上では

必要な事柄です。

(そもそも、これは民主主義が適切だという前提のもとなのですが…)

 

しかし、

民主主義であるのに、

その”民”が無知であっては

いわゆる衆愚政治となってしまいます。

 

 

大衆の反逆という著書の中で、

 

”すべての人を平等化する諸権利は憧れや理想から、

無意識の欲求や前提に変じてしまった。”

 

という一文があります。

 

史上かつてないほど自由で平等な現代社会は

決して当たり前のものではなく、

不断の努力によって獲得されるものだということも述べられています。

 

確かに、私たち民衆だけで出来ることには限界がありますが、

それでも、社会を私たちにとって快適なものにするために

最善を尽くすことが必要です。

 

過去には民主主義を勝ち取るために

命をかけていた人もいるのですから。

 

大げさな話かもしれませんが

私は今回の選挙を通じて

日頃の情報収集と勉強を怠らず、

自分なりに考え続けなければと

改めて決心しました。 

 

もちろん、社会情勢のことだけでなく

自分の仕事、勉強、人間関係など

生き方に関しても

その重要性はありますよね。

 

 

大きな気づきを与えてくれた選挙に感謝です。