限界ってオイシイもの

限界などない、という言葉をよく見聞きします。

 

私たちは様々な可能性を抱えているから

こんなこと無理だと決めつけるのは

いけないことだ、

ということですね。

 

 

ただ、厳密に言えばその考えは誤りです。

 

限界は確かに存在します。

 

 

体の不自由な人にオリンピック選手のような

動きができるとは思えません。

 

年老いた人が昔のように

若い肉体を手に入れたいと願ってもそれは無理な話です。

 

 

もちろん、自分の努力次第で

解決できる問題は存在します。

 

 

ですが今、私は

"本当にどうにもならないこと" を

限界と定義しています。

 

では、限界があるひとはどうするべきなのか。

 

自分にはできないことに執着して、

いつまでもひがみ続けるのが

果たして正しい選択とは言えるのでしょうか。

 

 

私はそうは思いません。

 

 

制約がある人は

制約の中でできることを見出すべきです。

 

簡単に言えば、

「できることをやる」

というだけの話なのですが。

 

 

例えば、

私は高校のときにバドミントンで手を怪我しました。

 

障がいというほどでもないのですが、

右手を酷使すると痛みが伴うため、

普通の人と同じようには使えません。

 

それをかばって左手も壊れたのですが(苦笑)

 

そんなわけで、

今も両手をいたわる生活が続いています。

 

タイピングもせっかくブライドタッチを覚えたのにゆっくりです。

 

ですから、体が使えない分

私は読書をしたり、ネットで情報を集めたり、自分で色々考えたりと

頭を使うように意識してきました。

 

まだまだ未熟ですが、

私は体ではなく"脳"にフォーカスして生活しています。

 

このように、

無理に限界を突破しようとするのではなく、

むしろ限界という枠の中でできることを考えたほうが

選択肢が少ないために動きやすいこともあります。

 

人はたくさんの選択肢を前にすると

思考停止していまいますから。

 

 

現在、

自分に制約やどうにもならない限界があると感じている方は

いっそのことその制約の中で何ができるのか向き合ってみると

いつのまにか制約が武器になっているのかもしれません。

 

 

 

あ、ちなみに、私は

話し上手になりたいとも

思っています。

 

書いたり、タイプしたりするよりは

手を使いませんからね。