甘える勇気 頼るというスキル

公の場でもプライベートでも、

真面目な人ほど1人で多くを抱え込んでしまい、

悩み続け、苦しんでしまう傾向があります。

 

「そんなことくらい、言ってくれれば手伝ったのに…」

と思うようなことを他人に頼めないのも、

他の人に迷惑だから、という気持ち故なのでしょうけど。

 

ですが、

せっかく頑張ろうという思いを持っているのに

1人で戦い続けた結果倒れてしまうなんてもったいのないことです。

 

それに

倒れてしまったことで周囲に悪影響を及ぼすのなら、

もったいないどころか、迷惑な話です。

 

 

なによりもまず、一番大事なことは

「自分1人の力で全てを完璧に成し遂げることは不可能だ」

という前向きな諦めではないでしょうか。

 

 

なんだよ、ネガティブなこと言いやがって、

と思われるかもしれません。

 

考えてみてください。

 

私たち一人一人を見てみれば、

知らないことはたくさんあります。

 

苦手なこともあるでしょう。

 

肉体的な限界も存在します。

 

無理じゃないですか。1人で全部やるのって。

特に抱えている問題が大きかったり、多かったりする時は。

 

ですから、

ソクラテスの「無知の知」のように

自分の力の限界を認めて、

素直に周囲に頼った方が効率が良いはずです。

 

 

私も腱鞘炎なので、重いものを運ぶ時などは周囲に頼ってます。

もちろん、最初は頼りにくかったですけどね。

 

周囲も嫌な顔せず引き受けてくれて、

「じゃあ〇〇手伝ってよ」とか言ってくれます。

 

 

もちろん他人に頼りっぱなし、依存してしまうのは

お互いにとってもよくありません。

 

純粋に未熟すぎて周囲に頼る人もいるとは思いますが、

自分のキャパシティを見極めて

その分野で自分より上にいる人に頼ることも

一種のスキルと言えます。

 

だってその方が効率も質も良いのですから。

 

基本的に自立している人同士が

弱点を補うため、相乗効果を生むために

頼りあったり、甘えあったりする。

 

これって理想的な人間関係だと思いませんか?

 

甘え、頼ることって全く悪いことでも後ろめたいことでもありません。

 

自分と他人の人生を豊かにしますから。

 

 

 甘える勇気をもって、他の人たちと上手に共生したいですね。