期待する奴が悪い

私たちは他人や環境など、

外部に期待してしまうことが多いものです。

 

「これくらい許してくれるだろう」

「あの人ならここまでやってくれるはず」

「自分がこんなにやったのだから、みんなは最低でもこれくらいやらないと」

 

このような期待をしてしまうと

その期待が裏切られた時にがっかりして、

中には怒り出す人もいます。

 

期待してしまう人の言い分もわかるのですが、

客観的にみたら迷惑な話とも言えます。

 

自分で勝手に都合のいい思い込みをした上、

その思惑通りにいかないと機嫌を損ねるのですから。

 

 

そんなこと言ってる私も思わず期待してしまうことはあります。

 

今は流石に不機嫌むき出しにしないです(と思ってます)が、

昔は周りの人に悪いことをしましたね…

 

このようなことが起こってしまうのは、

不用意に期待してしまうことが原因です。

 

そこで、願望と期待を切り離すということを提案します。

 

期待とは’’将来ある出来事が起こるのをあてにして待つ’’という意味ですが

実質、その人にとっては当たり前の未来に近いものです。

 

「こうなって当然でしょ」というような。

 

一方、願望はあくまで自分の欲求。

自分が勝手に待ち望んでいる未来です。

 

「こうなったらいいなあ」という感じですね。

 

 

期待をよく抱いてしまう人の多くは

願望をいつの間にか期待にすり替えています。

 

自分にとって願望にすぎないような都合のいい未来が、

(自分の中で)起こって当たり前の未来になってしまうのです。

 

だからこそ、期待と願望を区別することが必要になってきます。

 

「こうなって当然でしょ」という期待は

実は、

「こうなればいいのに」という自分の願望ということもあって、

他人に強要するのはお門違いです。

 

期待だったら裏切られた時にぶちぎれるようなことも、

願望だったら、まあ仕方ないよねと割り切りやすいのではないでしょうか。

 

 

そもそも、自分も思い通りに動かせないのに

他人に自分の都合を押し付けるのは無理な話じゃないですか。

 

不要な感情の悪化は避けて、穏やかに生活したいものですね。