有限だから

突然ですが、

人生って有限ですよね。

 

時間も労力も

能力も人脈も

様々なものが有限です。

 

経済においてもそうなのですが、

資源の希少性というものが

あるために

最適な資源配分を

経済学では考えるのです。

 

無限だったら

そんなこと考える必要が

ありませんよね。

 

人生において考えてみれば、

好きな時に好きな分だけ

好きなことをしていいわけですから。

 

いくらでもやり直しが出来ますし。

 

しかし、

繰り返しますが

人生は有限ですね。

 

しかも

時間に関して言えば、

私たちは自分たちの

寿命を知ることができません。

 

石油とか石炭のように

残存量がどのくらいか

把握できないのです。

 

ですから、

何かやりたいことや

成し遂げたいことがある場合、

なおさらのこと

無駄なことをしている暇なんて

ありませんよね。

 

一方、

「無駄だと思えることにも実は意味がある」

という考え方があります。

 

この考えは一理あると思いますし、

「無用の用」という言葉があるのですが、

個人的には好きな考え方です。

 

ですが、

人生が有限であることを考慮すると

出来るだけ無駄なことは避けたいものです。

 

少なくとも私は。

 

寄り道も確かに素敵なことです。

真っ向からの否定は出来ません。

でも、

寄り道という考えに対し、

優先順位というものも

確かに存在します。

 

もし

目標を持っているのならば、

考えるべきです。

 

自分が”本当に”やるべきことは何か。

 

”今”必要なことは何か。

 

今やっていることは本当に”今”やるべきなのか。

 

 

無用の用という言葉は

あらゆるものから学ぶという姿勢を作る点で

とても大切なものですが、

時に言い訳となることもあります。

 

「もしかしたら意味があるかもしれないし…」

なんて言い訳をして、

本来必要なことをしていなければ、

それは本人にとって

良いこととは言えません。

 

取捨選択、

いわゆる断捨離が必要なのです。

 

 

「無用の用」「断捨離」

 

二つとも重要な考え方です。

 

もしも人生が無限に続くなら

前者を前提とした生き方でもいいのでしょう。

 

しかし

人生は有限です。

やれることには限りがあります。

なんでもかんでもやることは出来ません。

 

もちろん

「断捨離」に偏りすぎるのも

正しいと言えないと思いますが、

不要なものを捨てることが

人生の質を上げるのだと

私は思います。